「CÉLÉBRATION DES 30 ANS DE LA CHARTE DE TRANSDISCIPLINARITÉ(トランスディシプリナリティ憲章30周年記念/ボリビア 2024年11月7日)」

目次

ボリビアのシャーマン ジャムピリ・ケチュア(カルロス プラド=メンドーサ)の平和の祈り

ボリビアのシャーマン ジャムピリ・ケチュア(カルロス プラド=メンドーサ)から、トランスディシプリナリティ憲章30周年記念の平和の祈り(儀式)の動画を共有いただきました。

動画の内容を以下に翻訳しております 以下の内容をダウンロード、プリントアウトしてご視聴いただければと思います。

儀式の目的と背景(0:22〜1:11)

これから行う“儀式(プロピシアシオンのセレモニー)”の意味を少し説明したいと思います。
この儀式の目的は、平和を祈ることです。姉妹グループ(グルア)からの要請は、世界に戦争がなく、平和があるようにというものでした。

私たちが願うのは“調和”です。特に、各国の政府の指導者たちがこの儀式を通じて少しでも考えるきっかけになればと思っています。なぜなら、戦争を起こすのは人々ではなく、命令を出す権力者たちだからです。
人々は本来、平和で静かな暮らしを望んでいます。ただ、経済や政治、時には宗教が対立を生むことがあります。


宗教と世界観について( 1:11〜1:48)

この儀式は“宗教間の儀式(セレモニア・インテルレリヒオサ)”と呼ばれます。
それぞれの宗教を尊重し、どの宗教をも否定せず、また私たち自身の“アンデスの世界観”を他者に押し付けることもありません。

私たちは“アンデスのコスモビジョン(宇宙観)”を持っていますが、西洋的で学術的、科学的な考え方と対立するものではありません。これらの儀式は科学的な説明がつかない部分もありますが、口承で伝わる深い意味があり、ひとつひとつの行為には明確な理由があります。


三層世界と宇宙の構造(1:48〜3:09)

これから行う儀式では、古代から伝わる“失われかけた儀式”を復活させます。
この儀式では、人と地球、そしてその上や下の世界との関係を見つめ直します。

アンデスの世界観では、上の世界を“ハン・パチャ(han pacha)”、地上の世界を“カイ・パチャ(kaipacha)”、そして地下・内なる世界を“ウク・パチャ(ukupacha)”と呼びます。
この3つの次元を、ひとつにつなげることが儀式の目的です。

いまの時代、“異なる次元へ通じるポータル(扉)”の存在も語られています。ケチュアやインカの文化では、これを“ウスノ(usno)”と呼びます。ウスノとは“窓”のようなもので、上界・中界・下界の3つを結ぶ象徴です。


テスラと“3・6・9”の意味(3:57〜5:29)

最近の研究でも、“ウスノ”の概念に近づいた科学者の一人としてニコラ・テスラが挙げられます。
彼の『3・6・9』の法則は、実はアンデスにも共通する“トライアド(三位一体)”の概念と重なります。

アンデスの三層構造 ― ハンパチャ、カイパチャ、ウクパチャ ― もまた“3”の体系です。
それは、上・下・中、あるいは父・母・子という三つの関係性で、あらゆる文化に見られます。
儀式も朝(3)、正午(6)、夕方(9)に行い、数字の調和を体現します。


儀式の実施と祈り(8:34〜12:59)

今回の儀式では、アンデスとアマゾンの要素を融合します。
アマゾンを代表する聖なる植物“アヤワスカ”を用い、葉・煙草・聖なる木を儀式のテーブルに捧げます。

参加者一人ひとりが手にタバコの葉を持ち、テーブルに捧げながら“地球の平和・調和・健康”を思い浮かべてください。
それぞれが“個人の健康・心の清め”を願いながら、祈りのエネルギーを全体に広げます。


“ウスノ”を開く儀式(21:46〜26:25) 

“ウスノ(次元の窓)”を開きます。
この窓は、ハンパチャ(上界)・カイパチャ(地上)・ウクパチャ(地下)の三つをつなぐものです。
炎が呼吸し、煙が立ちのぼることで、三界のエネルギーが循環します。

布を捧げ、煙を吸わせ、火を育て、互いに祈りを込めて供物を捧げます。
この儀式は“地球全体”と“すべての文化”のための祈りです。」


三層構造と象徴物(29:50〜32:34) 

テーブル(メサ)は三層構造になっています。
下層には2億年前の化石の貝殻 ― 大地と過去の象徴。
中層には“カイパチャ(今ここ)”を表す葉や木の実。
上層にはタバコ、パロサント(聖なる香木)の煙 ― 天空への祈り。

各層にはそれぞれの役割があります。
重要な植物には“コア(coa)”や標高6000mで育つ“ササウィ(sasawi)”が使われます。
また、“ワイルロ(huairuro)”という赤黒の種は、生命と死、男女、健康と病といった“対なる存在”を象徴します。」


最終儀式:煙による浄化と衣服のエネルギー化(32:34〜36:06) 

儀式の最後には、各自が持ってきた衣服を煙にくぐらせて“エネルギーを纏わせる”行為をします。
煙は身体を浄化し、魂を整えるとされます。
右から左へと布を回し、煙を吸わせて“新たなエネルギー”を宿します。
参加者は互いに抱き合い、祈りが成就するよう祝福を交わします。


締めと感謝(36:06〜37:06)

「これで儀式は完了です。
火は自然に燃え続け、煙が天へと昇ります。
ウスノは開かれ、三つの世界が再びつながりました。
この儀式の知恵は失われつつありますが、今日ここに復活しました。
すべての兄弟姉妹に感謝を捧げ、平和と調和を願います。」

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次